10/17 黄金の日々の話

ペルソナ4Gついに終わりました。

 始めたのがちょうど1ヶ月前の17日。1ヶ月まるまるペルソナに人生支配されてたよ。

 私自身ペルソナという作品は4Gプレイするまで名前しか知らない状態で、3の制服可愛いな~ってことしか知識がないレベル。5の発売でペルソナという作品気になってるって話したらvitaで出来るよと教えてもらい、買い、このざまです。

今までゲームは全年齢向け(ポケモンカービィ)、レイトンや逆裁、ロンパと偏ったゲームしかしていなかったので「良くも悪くもプレステゲー(独断と偏見)」って感じの作品をやったのは初めてなんだよね。

 

『マヨナカテレビに映った人が死ぬ』という非日常を中心に日常を繰り広げていくこの作品、私自身「日常の中に潜む非日常」のようなテーマが大好きなのでドンピシャでした。二転三転する犯人候補に、散りばめられた謎の点と点が最後に繋がっていく爽快なミステリー要素。うまくシナリオが作られてました。

まあ1周目のときは真犯人のことを知ったとき拍子抜けしたんだけどね。動機が「むしゃくしゃしてやった」ってだけで。犯人に確固たる信念を持っていてほしい、犯罪だろうとクロと主人公の互いが正義だと信じる行為同士がぶつかる作品が好きなので。(そういう意味ではロンパの1章やスーダンの5章、逆裁3ラストが好きです)

 でも2周して、足立コミュや共犯エンドを見て、彼を知ることで彼について考えることも多くなりましたね。むしゃくしゃして2人を殺め、山野アナの死体を目撃して吐き、でも生田目をそそのかして操り傍観者となり一連の事件をゲームと称するくらいに狂う理由もあった。彼自身これまで勉強することしかなく生きてきたが、人間関係における器用さが問われる社会環境において上手く立ち回れることができず田舎までトバされ、でもプライドだけはあり回りの人間をクズ呼ばわりしてしまう。同じように都合で田舎にトバされた主人公とは同じ境遇であるが、結局は真逆の思考によってイザナギとマガツイザナギという似て非なる互いのペルソナが生まれたのだろう…。腐目線だと「同じ境遇の二人なのに考え方の違いで正反対の道に進んでしまう」とかすごく興奮するシチュ!って話はしません。

足立の狂気を直に感じられた共犯者エンドは一番痺れた。主人公が足立の味方だと庇う姿を利用して後戻りできない状況を作り逆に脅すという人間の狡猾さというか、最後まで犯人であるという決定的な証拠は出さない上手さ、足立の人間性が一番見えたよ。

 

pixivの記事見てて思ったけど、都会からトバされた人といえば陽介も同じ境遇だから陽介と足立が融合した『犯人は相棒』が本当にあったら辛いけどめちゃくちゃ興奮したと思う。

何もない稲羽市に絶望するもうまく立ち回るためにひょうきんなキャラクターを演じ、心の奥の奥では足立の持っていたような感情が渦巻いていたらとか考えちゃう。自分で殺しておいて小西先輩のことを殺した犯人許せないとか言っていたら…。ジライヤを使っているが、主人公と同じワイルド属性でラスボスとして登場するときは真のペルソナであるマガツイザナギが出てきたら…。こういう話として展開していくなら『ペルソナは扱えるようになってもテレビの中に直接入れるのは元からペルソナを持っていた主人公だけ』という設定を追加することで「陽介、本当はお前を疑いたくはないんだ。だが、テレビ画面を触ってくれないか…」というような追いつめ方ができるね。

さっきも書いたけどこの展開なら「同じ境遇の二人なのに考え方の違いで正反対の道に進んでしまう」シチュがさらに刺さってしまう…。陽介×主人公がさらに捗ってしまう羽目になる。というか私が知らないだけで界隈ではウハウハなのでは!?

 

前述したけど私は『日常に潜む非日常』が好きなので、サギリやマリーやイザナミに関しては7割くらい「どうでもいい」という感情です。マリー自身は好きだし虚ろの森での「マリーを信じるからこそ戦う」という展開には興奮したけどディティールは割とどうでもいいです。サギリがマリーの一部だったりイザナミの片割れがマリーとか。

真エンドは真エンドで楽しかったけど、ガソリンスタンド店員という後付けでも成り立つような黒幕だったのはなぁ。とにかくなんでも結論を出す感じはオタク向けみたいな印象を受けた。無理やり結論にもってかなくても別に良かったけど、最後の最後3月20日にボスに挑む展開は普通に好きよ。そして眼鏡を投げる番長!!!伊邪那岐大神!!伊邪那岐大神の最後の技、霧に包まれた人間の心を晴らすことは真に望まれたことか、民衆の総意を打ちやぶる番長の「それは違うよ!」は圧巻でした。

高3の夏のエピローグはゴールデン版で追加されたものなんだね。一番の被害者である生田目が釈放されたのは救いだよ。そしてこういう後日談があると物語は終わったけど主人公や陽介たちは今でも生きてると思わせてくれて、エンドロールによるゲーム終了の喪失感よりも物語の温かさに包まれることができました。俺たちの闘いはこれからだ!とは違うけど、明確な終わりがないのは嬉しい。

まあ主人公はこの後踊るんだけど 

 

ちなみにゲームを始めた当初は完全なシナリオゲーだと思ったので、「フルボイスの半ADVならオート機能をくれ!どこにあるんだ!」と説明書を見るも見つからずやる気も起きず1日30分くらいしかやる気が持ちませんでした。(2周目のとき設定でオートめくり機能があるのに気づいた…)が、雪子逆ナン辺りから自由度が一気に高まり一日ゲーム三昧の中学生のような生活に。

コミュニティではそれぞれのキャラの心の悩みやそれを乗り越える人間の強さを短いながら見せられ、時には恋愛に発展し、ペルソナはギャルゲーの才能の塊かよ!

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ギャルゲーの才能に殺されるリアルタイムの反応です。ちなみに初期から陽介が大好きだったので陽介と付き合えないことに絶望もしました。9月21日時点では陽介と付き合えると信じていたのに…。

りせちーを愛し、だからこそ好きという言葉でたぶらかし雪子や千枝とも付き合う主人公くんの下劣さに絶望した過去もありました。

 人間関係についても学ぶことが多く、実在性の高さから本当に自分自身がゲームの中を歩いてるような感覚になれて、主人公の名前がデフォルトで設定されてないことの意味はここにあったんだね。

ちなみに一条くんも大好きなんだけど、一条君のコミュの重さとは違って長瀬君のコミュはただのリア充で…。2周目が一条君だったら締まったのに。

 

2周して全コミュマックス、ペルソナ全書マックスして、もう悔いはないよ。いや、本当は全股しようとしたけど直斗とは付き合えず、しかもマーガレットや刈り取るものも未だ倒せてないんだけど。吹奏楽だけコミュ見てないけど。まあ。今はいいよ。

直斗のような男装麗人キャラは本当に大好きなんだけど、直斗を女の子として見ることはできなかった。というか男装キャラはただひたすらカッコよくあってほしいという思いが強いので直斗が照れたりする姿は姿で好きだけど、本当は探偵の服装で低い声で澄ました眼で睨む姿が本当に好きなんです!!孕んじゃうくらい好きなんです!!

完全に話が脱線するけどニセコイの鶫誠士郎もこういう立ち位置でいる姿が好きなんです。誠士郎は男装してるつもりも特にないキャラクターだけど、やっぱりカッコいいキャラはただひたすらカッコよくあってほしい。

直斗は直斗でコミュで女性である自分を受け入れ、夏にあったときは女性らしさも持った服装に身を包み、外伝では髪を伸ばしたらしいですね。女として受け入れて髪を伸ばすことはめちゃくちゃ好きです。ありがとうございます。

 

1周目が終わってP4Aを、2周目が終わってP4GAを見ました。

ゲームとしてのメタ的な表現(日付の画面やコミュニティ)を踏襲しつつもアニメ用に上手く編成され、特にコミュニティに関しては「人間関係をはぐくむことで使えるペルソナが増える」ことによってそれぞれの本編に直接関係ないコミュキャラをメイン回に置いたり、それによってダンジョン内で使えるペルソナも増えたりと驚きの連続。ベルゼブブ使った時は笑ったけど。

1話の時点ではただのダイジェストになりそうと思っていたけど、ギャグ回のテンポも良く脱線した回は脱線した回で面白く、テレビの中から救い出す様子もアニメ用にシナリオがオリジナルで再編成されていることも多く新鮮さに溢れてました。

こういうことをすると原作に忠実でいてほしいファンからバッシングくらうことも少なくないのかな。私的にはゲームでの真戸くんとアニメ内の鳴上くんは別の世界線なのでどれだけオリジナルで来られようとも私の見ていた世界とは別物なんだからと一切気にすることはありませんでしたが。これはP4GAにも言えることで、マリー中心で話が進んでいるせいか海にも花火にもバンドにもマリーが参加していたり、それこそイザナミ戦のラストにカグヤ様が出てきたりとオリジナルやりたい放題だったですが鳴上くんの世界線ではこうだったんだね!で終わりました。

ちなみにマリーが虚ろの森に閉じこもったとき「なぜかわからないけど重要なことを忘れている気がする…!」と君の名は。を彷彿とさせる展開、しかもマリーはマリーで「鳴上くんたちが好きで、その関係を壊したくないから黙って消える」ってそれも聲の形で見た…。タイムリーすぎない!?

 

私のペルソナ4はこれで一旦終わりになります。本当に楽しかったけど、他を犠牲にしすぎているからマンガもアニメも溜まってる…。まずはそれを消費しなきゃ。ちなみにPS3持ってないからP4Uはやらないかな。P4Dはもしかしたら。テンション上がったら買うかも。

でも、私のペルソナ人生は終わらない!!