読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

10/18 ハルバードの話

他にも積んでるマンガあるのに気になる新刊から読んじゃうタイプ。

金色のガッシュどうぶつの国の作者である雷句さんの新刊VECTOR BALLの2巻。1巻の時点から色々な意味でぶっ飛んでる今作、2巻では物語の方向性も見えてきたので作品への入り込みがスムーズに。

作品の説明を語るのが苦手なので、とりあえず下のリンクの1話を読んで。そうすれば万事解決。

人間の身体を侵略して世界侵略を狙う『思念体』と、それに立ち向かうための力を得た人間の主人公とのバトル。ジャンル的にはガッシュのような異能力バトルというよりもファンタジー作品に当たるのかな。

1巻では導入のみだったけど2巻からは本格的な頭脳戦に。まあ相変わらず雷句作品の敵は脳筋なので頭使うのは非力な味方サイドだけど。しかし戦闘スタイルがとにかく現実的。『ものを再編成する』能力を用いることで脳で組み立てた武器を創り出し、非力な力をてこの原理等で数倍に増幅させることで巨大な敵にも立ち向かうことができるという3Dプリンターな技。

f:id:matoiridrops:20161018213638j:plain

戦闘はもちろんだけど随所に雷句さんのギャグが散りばめられているので追いつめられてようとおきるギャグや悪ふざけ。でもシリアスなときはとことんシリアスに。ガッシュどうぶつの国のときからの十八番である『胸焼けするくらいくどい演出の感動シーン』も健在。

 

でもVECTOR BALLでは作品の魅力となる大きな謎やテーマが存在しないため、ちょっと取っつきにくいところはありそうかなぁ。ガッシュで言う100人の魔物の闘いやガッシュの失われた記憶、どうぶつの国で言う人間が存在しなくなた世界の謎、取っつきやすい物語の核や世界観がないのは少年誌では珍しい感じ。どちらかというと青年誌って印象を感じるし、子どもが読みやすいかなぁ…というような懸念も。物語的な謎もあるし面白いから私はその点についてはどうでも良いんだけど、売り上げが出ないと続かないという現実的な問題が…。重版もされたみたいだし大丈夫かなぁ。

それに雷句作品は後半読者を置いてきぼりにするようなハイペースかつスケールがでかくなりすぎる展開が多いから前半は調子よくてもこれからどうなるかが心配…。ガッシュもクリア戦は知らない呪文ばっかでてこられても上手く入り込めないし、どうぶつの国もSFすぎたし。