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11/14 少年バットの話

妄想代理人』というアニメを見ました。

名前なんて知らず、完全に奇妙な話を醸し出してるタイトルとサムネイルに惹かれて一挙視聴。こういう雰囲気の作品大好きなんだよね。

物語としては、鈍器で背後から殴られる無差別事件が連続で発生。犯人の目撃情報はほとんどないものの、被害者が言うには「小学6年生くらいでローラースケートを履き、くの字の金属バットで殴った」とのこと。なぜ少年がこのような犯罪に手を染めるのか?そして無差別に見えて実は共通点が!被害者はそれぞれが大きい悩みを持っていて、少年バットに殴られることで負傷はするもののなぜかその悩みから救われる。もしかして少年バットなんて存在しないのではないか?都市伝説ではないか、被害者の自傷ではないのかなど多くの供述が飛び交う中、少年バットとは一体なんなのか?という話です。うんわかりにくいね!!ごめん。

 

私は『日常に潜む非日常』が大好きなので、(ここら辺はペルソナ3感想で詳しく語りたいんですが)つまり日常の中に潜む「少年バット」という存在がものすごくドツボでした。本当に存在するのか視聴者でもわからない、でも実際に被害者は出てる、そして人々は少年バットに恐怖し、噂を流し、錯乱する。これに更に現代社会だからこそおきるような、ネットの闇や情報化したことによって希薄化した人間関係などのテーマも取り扱っててなかなかに。でも

 なんやねんあの最終回。まあさ、言いたいことはわかるよ。つまりは「人々の隠したいというきもちが生んだ魔物」なんでしょ?まあテーマとはあってると思うよ。

でもさぁ、さっきも言った通り私は「日常に潜む非日常」が好きなんだよね。これはもはやファンタジーだよ。ちなみに私の言う日常というのはノンフィクション世界というものを指すわけであって、つまり平和なノンフィクションの世界に1滴の奇怪な事件や人間を加えることで世界が狂いだすものが好きなの。実際の人間が、自身の信じる正義によって、実際に事件を起こし、それに巻き込まれる主人公が見たいの。

このオチはなぁ、フィクションやホラーとして考えるならいいかもしれないけど、実在性高い作品なんだから実際に現実世界でも起こるかもしれない事件として最後まで扱ってほしかった。あくまでも少年バットの存在はノンフィクションな存在でなきゃ行けない。実在する人間が実際に起こすからこそ生まれる狂気、自身の隣に潜む恐怖というものが得られるのに。

 

私が世にも奇妙な物語が好きなのってまさにコレなんだよね。「日常の中に潜む非日常」。特にこのヴァーチャルメモリーなんかVR的装置(名前あやふや)という実際に発明されてもおかしくない商品(非日常)によってどんどん狂っていく人間が見れるわけだし。