2/13 電子書籍の話

最近よく電子書籍の話を見かけることが多いと思います。といいつつも、最近というか昔からよく話題には上がってたけど。

出版不況による本屋衰退、広告で稼ぐウェブ漫画、スマートフォンでの違法サイト問題云々…色々なことがあって電子書籍に関してはきちんとした知識が必要になってきますよね。

 

電子書籍って、かなりの偏見持ってる人が多いと思うんですよね。特に紙過激派の人には。かくいう私も1年前は紙過激派だったので、今考えると恥ずかしい考え方を持っていましたね…今では「電子書籍万歳!!!」と手のひら180度回転させてるのにね。ということで、電子派の人には常識だけど、触れてないと意外と知られてない話。

 

■でも電子書籍って実物が無いよね?

まず、紙媒体派の人が絶対に言う話「いやでも実物が無いんだから、電子書籍ってサービス終了したら全部消えるよね!?紙のほうが永久に実物持ってられるし安心」問題から。

これは電子の話すると絶対に上がってくる話。結論から言うと、確実に、サービス終了で全部が消えることはありません!さすがにこの程度は断言できます。

まず第一に、現在の電子書籍購入者数はかなりの規模になっています。まだ紙書籍にはまだ及びませんが、それこそ数年後には追いついてもおかしくないくらいに(最近の統計調べてないし雑推測だけど)。今ではKindleebook、honto、bookwalkerなどなど色々な媒体が存在してますが、どこも十万人百万人単位の顧客を抱えてます。そこが潰れたら?…確実にどこかしらの企業が乗り換えサービス行ってくれますよ。一気に顧客が増えるんですから。それこそ無料バックアップみたいな破格サービスつけても確実に得しますからねw

それに最古の電子書籍サイトであるebookjapanはもう15年近く活動してますから。それこそまだ電子書籍という名前すら普及してない時期から、今の今になるまで。調べればわかることだけど、どこも超大手企業が作ってたり提携してるので急にサービス終了することは…無いよね?まあ潰れそうな不安なサイトも無いわけじゃないけど、そこには手を出さなければいいだけだし。

 

そして案外気づいてない人も多いけど、紙書物も期限はありますからね?

きちんと保存しなければ、10年と経てば劣化して汚くなります。横は日焼けして黄色くなり、久しぶりに開けば古本のような臭い。そして大きくついてしまった開き跡など。保管用にきちんとケースに入れれば防ぐこともできるけど、そんなことする本ってそもそももうあまり読まないという…。

それに対し電子書籍は重さゼログラム(タブレットは除く)、スペースはとらない、寝っ転がったまま明るく光ってくれる画面で読める。とかなり便利。

紙の本を批判するわけではありませんが、電子のメリット、紙のデメリットから目を背けて語る人があまりにも多いので、きちんと天秤にかけて考えた方がいいと思います。もちろん紙の方が手軽に読めたり書き込んだりできるので持っておいた方がいい場合もありますから、どちらかではなく両刀使いになることを目標にした方がいいかと。

 

 

■急に配信終了もあるし…

「でも出版社の身勝手で勝手に配信終了したりとか…」に関しては、まあ、そうですね。確かにそれはあります!!!こればかりは電子派になった私も理不尽だ!!と思うので。

最近ではマンガ家もセンテンススプリングされる時代だし、著作権問題やら作者の児ポ問題など、作品自体に影響を及ぼす事件もありますし…確かに紙の方が安全で確実ではあります。ハイスコアガール…。

 

ですがこれは紙でも同じ。人気作やジャンプ作品にしか触れてないと意外と知られてないことですが、昔からマイナー漫画って1巻の売り上げが悪いと続きが出ないってことがあったんですよね。少年チャンピオンとか特に。

最近だと紙版が1巻だけしか出ないで、2巻からが電子のみ配信って作品も多く出てきているので、紙=安全とは言えないという。マイナー作品だと紙で1巻しか買えずに、2巻からは電子でお願いします問題(3巻くらいで打ち切りパターン)よく見かけますからね…。

 

ちなみに欲しい本が電子書籍で配信されない問題は、基本無いです。いや、無いわけじゃないけど。

浦沢直樹あずまきよひこちばてつや作品などは作者の都合で電子配信してないし、文庫版や完全版などの2巻分を1つにまとめて売る所謂「愛蔵版」的なバージョンは配信してくれません。愛蔵版に書下ろしが付こうものなら唇から血を流しながら紙版""も""買いますw

ちなみに上で出した作家さんはどれも「見開きで読んでほしいから」という理由。いやぁマンガは見開きで読むものなのにスマートフォンで単ページで読むアホな輩が多いせいで配信してくれないんだよ?つらい 

 

■でも初期投資が…

これに関してはぐうの音もでません…。私の場合ほぼ電子書籍用にタブレット買ったので。

私が電子にしたのは去年の4月からですが、それの大きな要因となったのが本棚がヤバイ問題。千冊近く持っていたため本棚も埋まってしまい、新しくマンガを買う前に本棚を買え状態に。

種類は違いますが、こういうタイプの本棚を買っていたため、もう一つこれを買おうとすると3万4万…。これもう一つのためにお金を払うのは少しバカバカしくなって、同じ金でタブレット買おうと至ったわけです。今ではタブレットはもはやスマヒョより重宝してるのでいい買い物だった…。

 

ちなみにタブレットを買わなくてもスマートフォンのアプリ使えば全然読むことはできます。みんな持ってるし実質タダだからいいね!でもスマートフォンだと画面はちっさいし単ページでしか読めないので、やっぱりマンガ好きとしては見開きで読んでほしいものです…。電子で読むなら見開きでお願いします!!!

なので初期投資に関しては…個人的にはスマーフォンの単ページで読んでほしくないので、タブレット買ってほしいです…。なので「それだけのためにタブレット買うとかムリ!!!」なら致し方ありませんが、タブレット買ってもいいかな?くらいなら買って損はないですよ。ほかの用途もかなり多いので。最近だと液タブとしての用途もあるらしいし。

 

 そのことについては篠原健太さんも語ってくれてますね。初期投資の難しさから、子どもには不向き。大人でも万単位をポンとは出しにくいわけだし、タブレットを買うか、同額の本棚を買うかみたいなバカバカしい2択が生まれない限り紙でもいいよなー…と躊躇してしまいます。

安価でマンガ用のモノがあれば確かに便利ですよね…。まあ個人的には安価なモノより高価なモノを買った方が最終的な『満足度/金額』が上になるので全能タブレット買った方が汎用性あるけど、特に子どもへの導入編には上の画像のが最適だと思います。というかそういうのがないから普及させにくい。

 

ものすごく話が逸れるけど、最近の海賊版問題。ここでのトリシマさんと我らがよっぴーの対談はものすごく参考になります。

 単に「漫画家にお金が入らない」みたいな感情的な怒りではなく、どうして海賊版のせいで文化が廃れるか、なぜ海賊版が横行されたか等々結構理論的に、そして客観的に語っているので意外と「なるほど…」と思うことも。

 

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上記サイトより引用)

電子書籍サイトも実はちょっと不便で、確かに海賊版はワンクリックでタダで読めてしまうその利便性はあると思います。正規版が対抗するには今以上に使いやすく、立ち読みなどがしやすいアプリ環境が必要になってきますよね。違法音楽が根絶されたのってitunesが違法サイトより使いやすいかららしいし。

 ちなみに対談の後半では紙連載作品の完成度やキャラクターの出来についてなども話してたりしてすごい面白いんで是非一度読んでみてください。

 

 

■じゃあkindleを…

そこまでマーケティングされたら電子書籍を触ってみても…と思ってくれたら御の字ですが、「とりあえずkindle」という発想には待った!!を。

使ってみればわかりますが、実はkindleめっちゃくちゃ使いにくいです…。(個人の意見です)

アプリの使い勝手も結構悪いし、見た目も微妙。天下のアマゾン様なだけあって取り扱い作品は多いですが、クーポン等も少なく紙と値段もそんなに変わりません…。最近まではマンガをシリーズ毎にまとめることができなかったという致命的弱点もありましたが、これは最近androidでは改善されたっぽいので…まあギリ使える程度になったのかな?(iOSでは非対応なので未だにシリーズ作品は何十冊と表紙が並ぶ始末w)

 

よく漫画家さんがツイッター「今kindleでセール中だから1巻100円だよ」とか言ってることありますが、あれはアマゾンオリジナル価格ではなくて、出版社が割引したものを反映してるだけなので他の電子書籍サイトでも同様の割引をしてます。

というかむしろ他のサイトは「20%OFFクーポン」や「ポイント50倍セール」とか結構な頻度でやっているので実質無料みたいな値段でマンガを変えることが多々あります。

 かなーり昔のツイートしか見当たらなかったけど、期間限定20%OFF、20%OFFクーポン、ポイント50倍セールの3倍満ならかなり安く買えたりします。私は普段hontoというジュンク堂丸善提携の電子書籍サイトを使っていますが、ここは特にマンガに強いので自分にはぴったり。アプリデザインもいいので重宝してます。

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デザインが見やすくて好きです。ちなみに本棚風に背表紙が見たい場合はebookjapanがそのデザインなのでいいと思いますよ。

電子書籍 比較』などで検索したらそれぞれの電子書籍サイトのメリットデメリットが一目瞭然なので調べてみるといいですよ。まあ上記に書いたことが信じられず「やっぱりデータ消えるのは怖い…」という方はkindle使えばいいんじゃないでしょうか?別に私はジュンク堂の回し者ってわけじゃないので損しないし

 

 

■あとがきってほどでもないまとめ

 ということで長々と書いてきた電子書籍に関する話も終わり。いやー、読み返してみるとこんなの読んで誰が楽しいんだ!?と思うような文になってしまったけど、まーいいよね。

本当はここから派生して最近のウェブマンガ事情とかマンガワン見開き非対応問題についても深く言及したかったんだけど、4000文字も書いたのにこれ以上書いてなんになるんだー!ということで終わり!

紙が至高!!!!って意見は否定するつもりはありませんが、用途に合わせた使い方もこれからは重要になってくるので、電子も視野に入れておくといいですよ?っておせっかいな話でした。おっぱい